タニシの煮こみ

気になることを煮こんでます。

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救われる(のか?)

つい数日前のこと、息子がよそ様のクルマに傷をつけてしまった。

自転車に乗って近所の図書館に向かう際、くしゃみをして(!)フラつき、住宅の駐車場に停めてあった某・国産スポーツカーにぶつけてしまったのだという。

本人は動転していたのか「傷が付いたかどうかはわからない」と言っていたが、確認のために本人と自転車も一緒にそのクルマを見に行く。すると、リアバンパーに疑いようのないこすったような傷があった。

疑いようがないというのは、息子の自転車のハンドル先端の樹脂の色がバンパーにも付着していたことと、カゴのメッシュの跡があったから。ほとんどのスリ傷はコンパウンドで磨けば消えそうだが、一箇所だけ、自転車の金属製のブレーキレバーで引っかいたと思われる、少し深めの傷があった。

正直に言うと、迷ったのは事実。
いち社会人として、そして親として正直に申し出て謝罪・弁償すべきなのはもちろんわかっている。
当て逃げの悔しさも経験済み。

だが、オーナーの態度によっては子供に深いショックを与えてしまうことも考えられる。
法外な修繕費を要求されるかもしれない。

相手の玄関前でしばらく考えた結果、「やっぱりきちんと申し出て謝ろう。」と息子に伝え、ベルを鳴らす。
一応、こども共済に入っているので弁償するにしても全額自腹ということもないだろう。

幸いオーナーの方も在宅で(穏やかな性格の方だった!)、事の顛末を説明、本人立会いのもと傷を確認する。
やはりブレーキレバーによる傷を指摘される。部分塗装というわけにいかないから、バンパーの全塗装かそっくり交換するか、という話の流れに・・・。

ただ、正直に申し出た息子に気を配ってくださったようで、「これくらいの傷で大きな修理費を出させるのも、気の毒なような気もするなぁ。」とも。

とにかく後で連絡をいただくということでこちらの連絡先を伝えてしっかりと頭を下げ、いったん自宅に帰った。

ところが家に帰ってしばらく経ってもどうにも気持ちが落ち着かず、仕事が手につかない。
このまま己の肝の小ささを嘆いていても仕方がないので、近所で菓子折を買ってから再び自分だけでお詫びに伺う。

すると、オーナーさん「先に謝られちゃあね。」と苦笑い。

「今回は、息子さんの正直さに免じて、修理費はいらない。大人になってからもこの正直でいることの大切さを忘れないでいてくれたら、それでいいですよ。」と言ってくださった。

怪我がなくて良かった、気をつけるように伝えてくださいとの声も掛けてくださる、寛大な方であった。

涙が出そうなくらい嬉しかった。

これで息子も図書館に行くときにこの道を避けることもない。
家に帰って家族にこのことを伝えると、私がオーナーさんにしたように、息子も深々と頭を下げた。8歳児なりに重い肩の荷が降りたのだろう。

相手の方には失礼だが、何よりの教育になる出来事だった。

子供にも。自分にも。

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コメント

昔自分も旅行中の昼食時に他車にぶつけてしまい、わざわざ館内放送でユーザーを呼び出してもらい保険で直したことがあります。
その方にはその後、梨とかのいただいたり、気を使ってもらったのですが、相手に対してもですが、やっぱり自分の子供が見ていると思うとそのように対処をしたことは良かったと思います。

タニシさんも良い対処ですよ。MUSUKOさんもよく勇気を持って正直にお父さんに言いました。普段の教育の賜物ですね。それとやっぱり近所ですから対象者が良い人だったということもありますが、いつも影を引きづるようでは確かにその場所には暮らし辛い。

ただやっぱり自分の車が傷つけられていく現状を見るとそんなのを気にしない人もたくさんいるんだなとは思いますね。

外に出れば戦場ですから?キズの一つや二つは目をつぶりたいところですが、心のキズというのは修正しきれないところもありますから何か納得のいく方法で全てが解決できればと思います。今回は上手く解決できましたね。ホント良い経験です。

ご無沙汰しています。
最近は加害者側の親のほうから「子供のしたことだから…」といって、相手の感情を平気で逆撫でする人も多いですね。
# 子供のしたことだから… と言ってもらえるかどうかは、被害者側が決めることです。

とにかく過失でも故意でも、他人の持ち物に傷をつけたら、まず謝るという、基本的な行為が平然と無視される変な世の中になっていると思います。

今回のタニシさんの行動は、勇気あるとても正しい行動だったと思います。
息子さんも正直に話して物事は解決できる、という良い経験を得たと思います。よかったですね。

yutaka-sさん>

レスが遅くなってすみません。

ほう・・・yutakaさんにもそんなことが。

今回は子供のしたことですしね。近所だったということも確かに背中を押す
強い理由になりました。ただ、これがたとえば急ぎの仕事中に自分が傷を
つけてしまっていたら・・・と置き換えると、かなり微妙な選択肢になっていたかも・・・
という風に、自分の弱さを認識した出来事でもありました。
冷静に考えると、当たり前のことをしただけなんですけどね。

この記事を書いたのは、そういう自分の弱さをあえてさらけ出して、気を
引き締めよう、との思いからです。

僕も梨がもらえるようにがんばろうっと(違)。

柄紋さん>

ありがとうございます。
勇気ある正しい行動、というとなにやら大げさな気がしますが、
こういうときに迷わずにすぐ行動に移せるかどうかで、ある種
その人の器の大きさが量れるのかもしれませんね。
ご承知のとおり、私はすぐにはできませんでしたが(苦笑)。

> 子供のしたことだから… と言ってもらえるかどうかは、被害者側が決めることです。
おっしゃるとおり。給食費の未払い問題に通じるものがあります。
相手に対する創造力が欠如している人が多いですよね。
自分のことだけを守るのが正義、と勘違いしてるのかもしれません。

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Author:タニシ
40代/男/東京都在住
絵を描くこと/写真を撮ること/何か物をつくること/音楽を楽しむこと/映画を観ること/家族を愛すること

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